黄華堂☆星空ブログ

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6月の星空 vol.115
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    6 月となりました。基本的には暖かいですが、朝晩冷え込むこともあり、まだ上着が手放せない時期ですね。6 月も後半になると梅雨真っ只中で星が見えづらくなるので、星を見るなら天気予報に晴れがある6 月上旬がチャンスです。

    星空では、引き続き木星が目立っていますが、同じ時刻でも見える位置が変わり季節が進んだことを感じます。また、季節変化だけではなく、木星と、木星の近くに見えているスピカとの間隔も1,2 ヶ月前と比べると開いています。

    惑星は太陽の周りを回っているので、星座を作る星に対して位置が変わって見えます。木星は動きが遅いですが、1 ヶ月単位で見ていると、位置が変わったことが実感できます。ちなみに、今木星は星座を作る星に対して西へと移動をしています(太陽や月と反対なので「逆行」と呼びます)。6月10日に「木星が留」とあり、この日を境に移動する向きが反対になり、東へと「順行」するようになります。東へ動いたり、西へ動いたり、人々を惑わせるのが、「惑星」なのです。

    6 月は他にもの惑星がも見やすくなっています。
    3 日には「金星が西方最大離角」となり、明け方に見やすくなっています。15 日には「土星が衝」となります。衝は地球から見て、ある惑星と太陽がちょうど反対方向になることで、この時期はその惑星をほぼ一晩中観察することができます。

    惑星以外では、東の空に夏の星が昇ってきているのを見ることができます。頭の真上近くには春の1 等星アークトゥルスがあり、明るく目立っています。そこから東の空に目を移すとアークトゥルスと同じくらい明るい白い星が見つかります。その星がベガ、もしくは日本では織姫星として知られている星です。そこから低いところに向かってあと2 つ明るい星を結ぶと、夏の大三角になります。まだ空高くは昇っていないこの時期は、見やすい時期ではないですが、上を見上げなくても目に入るので、ふと空が開けた時に「あの星なんだろう?」と思うことがあります。

    また、9 日には満月となり、同じ日に「月の距離が最遠」となっています。月は地球の周りを回っていますが、楕円軌道のため、いつも同じ距離ではなく、近い時と遠い時があります。今回は遠い時に満月となり、今年の満月の中では一番小さく見えます。反対に、今年一番近づいて大きく見えるのは、12 月4 日です。同じ設定で、写真を撮っておくと、大きさの違いを比較することができます。


    6 月の天文現象いろいろ
    ■ 1 日 上弦(21:42)
    ■ 3 日 金星が西方最大離角(明け方東の空に見やすい)
    ■ 5 日 芒種(太陽黄経75°)
    ■ 9 日 月の距離が最遠(07:21、40 万6401km、視直径29'.4)、満月(22:10)
    ■ 10 日 木星が留
    ■ 11 日 入梅(太陽黄経80°)
    ■ 15 日 土星が衝(0.0 等、視直径18".4)
    ■ 17 日 下弦(09:33)
    ■ 21 日 夏至(太陽黄経90°)
    ■ 23 日 月の距離が最近(19:52、35 万7937km、視直径33'.4)
    ■ 24 日  新月(11:31)

    参考文献/参考HP
    【1】白河天体観測所

    by Suzuki & Moritani


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