黄華堂☆星空ブログ

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4月の星空 Vo.113
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    寒さが緩むとともに、すっきりとした冬の空から、ぼんやりした春の空に変わってきましたね。 星は見えているけれど、少し元気がなさそう、そんな印象から季節が進んだことを感じます。

    4月になると、冬の星はもう西の空へ。 替わって夜空では春の星が見頃を迎えています。 先月ご紹介した春の大曲線から、春の星座を探したいところですが、今は春の星の中で木星が明るく目立っているので、ついつい目が行ってしまいます。 木星は8日に「衝」となります。 衝は地球から見て、ある惑星と太陽がちょうど反対方向になることです。 月に例えれば満月に当たる位置関係なので、衝の頃はその惑星が一番見やすい時期となります。

    さて、春の星の目印は春の大曲線ですが、こうした目印の形に慣れてきたら、星座も見つけたいところ。 春の星座の中で形がたどりやすいのは、おおぐま座としし座でしょう。 おおぐま座は北斗七星が尻尾に当たるので、位置がつかみやすいです。 爪には星が2つ並んでいて、それが丁寧に3か所もあります。 これらを見つけると、全体の形がイメージしやすくなります。


    図1:北斗七星

    しし座は胸のあたりにある1等星であるレグルスから、北に目を移して頭の丸い星の並び、東に体に当たる四角い星の並びを見つけていきます。 足の星は街中では難しいですが、空の状態がよい日に、街灯を避けると見えてきます。


    図2:しし座

    実際の空で星座を見つけるには慣れが必要ですので、星座早見盤などを片手に夜空と照らし合わせてチャレンジしてみて下さい。

    天文現象を見ると、1日にアルデバラン食があります。 この記事を書いている時点では、もう終わってしまっていますが、おうし座の1等星であるアルデバランが月に隠される現象で、一昨年からたびたび起きていました。 星が月に隠されるというのは位置関係が変わっているからで、月が公転していることを感じることのできる現象です。

    また、30日には金星が最大光度となります。 金星は月の次に明るく見える天体で、最大光度の時には昼間でも見つけられるといいますが、それほど目がよくない筆者は見つけたことがありません。 皆さんはどうでしょうか?

    最後に星を見慣れている人向けとして、彗星を一つ紹介します。 14日に近日点を通過した、41P/タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星です。 4月に6等程度の明るさになり、カメラと赤道儀があれば写すことができると思われます。 4月はりゅう座の中にあり、北の空で観察しやすい位置にありますので、チャレンジしてみるのもよいかもしれません。
    (参考:吉田誠一氏のウェブサイト)
    http://www.aerith.net/comet/catalog/0041P/2017-j.html


    図3:4月の星空


    *天文現象いろいろ*

    4月の天文現象いろいろ
    ■ 1日 水星が東方最大離角(夕方西の空で見やすい)
        アルデバラン食(京都での潜入18:40、出現19:50)
    ■ 4日 上弦(3:39) 
        清明(太陽黄経15°)
    ■ 8日 木星が衝(-2.5等、視直径44".3)
    ■ 11日 満月
    ■ 14日 41P/タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星が近日点を通過(周期5.4年)
    ■ 15日 月の距離が最遠(19:05、40万5475km、視直径29'.5)
    ■ 17日 春の土用(太陽黄経27°)
    ■ 19日 下弦(18:57)
    ■ 20日 穀雨(太陽黄経30°)
    ■ 26日 新月(21:16)
    ■ 28日 月の距離が最近(01:15、35万9327km、視直径33'.2)
    ■ 30日 金星が最大光度(-4.5等、視直径34".5)明け方の東の空
    資料提供:白河天体観測所

    by Suzuki & Moritani


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