黄華堂☆星空ブログ

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5月の星空
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    4月は年度の入れ替わりでバタバタしてお休みしていた黄華堂ブログですが、今月からは新たな編集長も加わり、再スタートです。


    そんな5月の星空一番の目玉は、なんといっても『火星の最接近』です。さらに、毎年GWの終わり頃に活動するみずがめ座η流星群、そしてパンズターズ彗星(C/2013 X1)が5等台になると予想されており、いろんな天文現象に目を離せそうにありません。それではひとつずつ解説していきましょう。


    まず、今月の目玉とも言える『火星の最接近』です。
    火星が5月31日に地球に最接近します。さてここで”最接近”という言葉を聞くと、これまで(宇宙の歴史で?)で一番地球と火星が近づくの?と勘違いしてしまいそうですが、そんなことはありません。火星は太陽系の惑星のひとつで、地球のひとつ外側を公転しています。その周期は約687日で、つまり大雑把には火星が太陽の周りを1周している間に、地球は太陽の周りを2周出来てしまうのです。
    そこで、地球が太陽の周りを2周してる間に、火星と接近(会合)するとき、これを火星の最接近と呼んでいます。この最接近の周期は約780日(約2年2ヶ月)なので、火星が地球と接近する日時と位置は毎回ずれ、その距離も大きく変わります。


    火星が地球に最接近©国立天文台 情報センター
    (http://www.nao.ac.jp/contents/astro/sky/2016/05/topics03-m.jpg)

    今回の最接近距離まで近づくのは、2005年11月20日以来です。ちなみに最接近の5月31日の前後数週間は地球と火星の距離は大きく変わりませんので、是非、この機会に火星で望遠鏡を観察してみてください。また、せっかくなら大きな望遠鏡でみて見たいという方は、全国の天文台情報をまとめているPAO Navi [https://paonavi.com]というサイトで最寄りの天文台や科学館を調べてみてくださいね。


    GWの終わり頃に見ごろとなるのがみずがめ座η流星群です。予測極大時刻は6日の5時なので、6日の未明から明け方が見ごろとなるでしょう。今年は、新月に近く月明かりのない好条件で観察ができるため、空の条件の良いところでは、1時間あたり20個程度見えると予想されています。ゴールデンウィークに少し足を伸ばして、街明かりの少ない山などにいって、キャンプと一緒に流星群観察というのもいいですね。この5月にはパンスターズ彗星(C/2013 X1)が5等台まで明るくなることが予想されています。場所はみずがめ座の方向ですので、明け方の南東の空に見ることができるでしょう。5等で高度も低いため街明かりがあるところでは少し厳しいですが、条件のよいところで、少し大きめの双眼鏡や、望遠鏡を使って挑戦してみてください。


    *天文現象いろいろ*
    5月 C/2013 X1パンスターズ彗星が5等台
■ 1日 八十八夜
■ 5日 立夏(太陽黄経45°)
    ■ 6日 みずかめ座η流星群が極大(4月25日~5月20日)
        月の距離が最近(13:13、35万7827km、視直径33.4’)
■ 7日 新月(04:30)
    ■ 8日 アルデバラン食(0.9等、18:35、高度17°)
    ■ 9日 水星の太陽面通過(アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ等)
    ■ 10日 水星が内合/木星が留
    ■ 15日 月と木星が接近(最接近は東京で15:44、02°11’)
    ■ 19日 月の距離が最遠(07:06、40万5954km、視直径29.4’)
    ■ 22日 月と土星が接近
    ■ 31日 火星が地球に最接近(-2.0等、視直径18.6”、7527万9709km) 



    資料提供:白河天体観測所
    参考文献:国立天文台 ほしぞら情報[http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/05.html]
         Astro Arts 星空ガイド[http://www.astroarts.co.jp/alacarte/index-j.shtml]


    by Kobayashi & Moritani


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