黄華堂☆星空ブログ

黄華堂の活動や、星空情報、宇宙・天文に関するNEWS観望会で使える小ネタ等を紹介していきます。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< あなたの知らない宇宙 〜ブラックホールは本当に黒い?〜 | main | 突撃!隣の天文台 Vol.06 >>
世界で星はこう言い伝えられていた! Vol.04
0

    このコーナーでは世界各地の神話や伝説、また星が人の生活にどうか変わってきたかを紹介します。
    その中でも、「観望会で話すと面白いんじゃないかな」と思えるお話をピックアップしていきます。

    ・ ・ ・ ・ ・ ・

    中国では神様を表していた北極星ですが、
    日本ではどのように信仰されてきたのでしょうか。

    もちろん中国から伝わってきた儒教、道教での神として日本にも存在しますが、
    日本書紀や古事記といった日本の神話にも登場します。


    天之御中主神(アメノミナカヌシノミコト)
    という神様の名前を聞いたことがありますか?


    天之御中主神

    なんか長くてややこしいですね…。
    天之御中主神は古事記神話等で、宇宙を作った「宇宙最高神」とされており、
    あの有名な天照大神(アマテラスオオカミ:太陽の神様)よりも先に登場する神様なのです。


    天照大神

    現代では妙見菩薩信仰(北極星を神格化した菩薩)と合わさり
    「北極星の神」とされています。

    移動しない北極星は、天空を移動する星たちの中心に位置し、
    宇宙の中心にあると昔の人が考えた結果、
    宇宙最高神であり北極星の神という解釈が生まれたのかもしれませんね。


    やはり日本でも中国と同じように、北極星を神格化した神は神話の中心となっており、
    動かない星である北極星が人にとってどれだけ不思議なものだったのかを物語っています。

    このような話を少しだけ思いながら北極星を見るのも面白いのではないでしょうか。


    余談にはなるのですが
    坂本龍馬で有名な「北辰一刀流」は開祖の千葉周作が妙見信仰だったので
    北極星の別名である北辰と言う名を冠した剣術をつくったそうです。
    ここにも北極星の信仰が影響しているのですね。


    北辰一刀流開祖 千葉周作

    by Kimura
    世界の星の言い伝え | permalink | comments(0) | - |

    この記事に対するコメント

    コメントする