黄華堂☆星空ブログ

黄華堂の活動や、星空情報、宇宙・天文に関するNEWS観望会で使える小ネタ等を紹介していきます。
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突撃!隣の天文台 Vol.20 〜バンドー神戸青少年科学館〜
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    今回は神戸市にあるバンドー神戸青少年科学館について紹介します。

    バンドー神戸青少年科学館には力としくみの科学、生命の科学、創造性の科学、物質とエネルギーの科学 、情報の科学、宇宙と地球、神戸の科学と技術、天体観測室、プラネタリウム等たくさんの展示があります。

    飛行機の操縦体験、てこや滑車を実際に体験する等の体験型の展示や神戸の街をや自然を大規模な3 次元空間、CG で表現したものや、大型モニターを利用した展示が多数設置してあり、「科学はちょっと苦手・・・」という人や子供も楽しめることと思います。

    天体観測室では、口径25cm の屈折望遠鏡「たいよう」で、太陽の黒点やプロミネンスの観測ができます。プラネタリウムでは、直径20mのドームに広がる星空空間には約2万5千個の星が投映されます。金・土・休日は19:00 の回が用意されているので、会社帰りや1日の終わりまで科学館を満喫することができます。

    展示のほかに、月に1 度、星空ウォッチングという天体観測会があり、プラネタリウムで解説を聞いた後、屋上で望遠鏡を使って、本物の星を目にすることができます。神戸にお立ち寄りの際は、ぜひ足をのばしてバンドー神戸青少年科学館へ!ただし、一般駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。

    by shiota



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    突撃!隣の天文台 Vol.19 〜国立天文台三鷹キャンパス〜
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      今回は、日本の天文学の総本山ともいうべき国立天文台、その中でも、本部のある三鷹キャンパスをご紹介しましょう。

      三鷹キャンパスでは、現在、天文学の観測はほとんど行われていません。しかし、自由に見学のできる常時公開コースがあって歴史的な天文観測機器を見学したり最新の天文学の成果に触れたりできます。最も注目すべきは天文台歴史館にある口径65cm屈折望遠鏡です。


      (65cm屈折望遠鏡http://www.nao.ac.jp/contents/astro/gallery/etc/Facility/65cm-telescope-03.j
      pg)

      この望遠鏡は屈折式としては日本最大で、1960年に岡山天体物理観測所188cm反射望遠鏡が作られるまで日本最大の望遠鏡として様々な観測に用いられてきました。現在は静態保存されているのみですが、その大きさには圧倒されます。建物内では、国立天文台が保有している貴重書籍などの展示も行われていて、こちらも必見です。ほかにも、歴史的な子午儀を展示している子午儀資料館やゴーチェ子午環室、すばる望遠鏡やアルマ望遠鏡などのしくみや成果を模型や美しい画像で紹介している西棟1階の展示室など、見どころ満載です。

      また、月に二回、観望会も実施しています。敷地内にある口径50cm社会教育用公開望遠鏡で惑星などを観望することができます。


      (50cm社会教育用公開望遠鏡による観望会http://www.nao.ac.jp/contents/astro/gallery/etc/Events/kanbokai.jpg)

      都内にある望遠鏡の中では最大級の大きさを誇り、天文学を研究している大学院生による解説が聞けるとあって、なかなかの人気です。また、スーパーコンピュータによるシミュレーションのデータや、最新の観測装置から得られるデータを、科学的に可視化した立体映像を見ることができる4D2Uシアターも月に四回、公開しており、迫力ある立体映像を見ることができます。観望会と4D2Uシアターは申し込みが必要ですのでご注意ください。

      台内は自然も豊かで、かつての武蔵野の面影を残しています。桜に紅葉、四季折々に移りゆく風景も国立天文台を散策する魅力の一つです。ぜひ足を運んでみてください。

      参考文献/参考HP
      【1】国立天文台三鷹キャンパス http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/

      by tsukada



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      突撃!隣の天文台 Vol.18 〜ぐんま天文台〜
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        ご存知の方もいるかもしれませんが、日本の公共天文台にある望遠鏡のいくつかは研究にも使われています。もう数年前の事になりますが、2011年に群馬県吾妻郡高山村にある「ぐんま天文台」に観測で訪問したことがあるので、その時のお話をしたいと思います。今とは状況が異なっているかもしれませんが、お許しください。
        まず、ぐんま天文台を訪れて目に引くのは広場にある大きなモニュメント群です(図1)。奥に見える丸い方はテレビなどで観たことある方もいるかもしれませんが、手前に見えるすべり台のような物はなじみの無い方も多いのではないでしょうか。丸い方は「ストーンサークル」と呼ばれるもの、すべり台のようなものは「ジャンタル・マンタル」と呼ばれるもので、どちらも遠い昔、実際に使われていた天文学と結びつきの深い道具です。どのように使う道具なのかは是非実際に行って確認してみて下さい。



        図1:ぐんま天文台の広場【1】

        展示スペースには望遠鏡や天体に関する解説が、ややスペースが小さいながらもぎっしりと詰まっていました。特に望遠鏡に関する展示が多く、望遠鏡や観測装置に興味のある人にお勧めです。また、私が気になったのは、太陽のライブ映像です。太陽望遠鏡から取り込んだ光を展示室に投影して、その瞬間の太陽の観察ができます【2】。観測滞在中に晴れているか、その日の観測ができそうかと晴れて、観測ができるかどうかと気になって覗いたものでした。

        観望会は週末と祝日の夕方に行われていますが、予約をすれば平日にも観望することができます。150cmの望遠鏡から、惑星や明るい星などを見ることができます。滞在中にお世話になった職員さんは、簡易分光器を接眼部に付けて星のスペクトルを見せていました。赤い星、青い星がどういうスペクトルをしているか…比べるのは楽しそうですね。観望会の後、朝まで観測させていただいていましが、実はこのとき観測対象の天体を眼視で見させていただきました。普段はPCの画面越しにしか見ない天体を実際に目で見ると…何となく感慨深いですね。職員さんは、どのその時々で『熱い』天体や研究者の方がはまっている天体をお客さんに見せて、研究者の人にその『熱さ』を語ってほしいなぁ、と仰っていました。今実現しているといいなと思います。

        実はぐんま天文台は、私が訪問した2年後に、運用方針などを見直すことになりましたが、今も観望会や公開講座を行う一方で、研究データも提供してくれています。機会があれば是非訪れてみてください。

        参考文献
        【1】県立ぐんま天文台
        【2】県立ぐんま天文台 太陽望遠鏡

        By Moritani

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        突撃!隣の天文台 Vol.17 〜大阪市立科学館〜
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          図1:大阪市立科学館 外観

          この夏に小学1年の息子を連れて、大阪市北区中之島にある大阪市立科学館に突撃しました。大阪市立科学館は、「宇宙とエネルギー」をテーマとし、1989年に開館しました。前身は、日本で最初にプラネタリウムを導入した「大阪市立電気科学館」で、当時のプラネタリウムの装置(カールツァイス況拭砲今でも展示されています。

          図2:学天則(復元)

          科学館の1階の正面入口には、東洋初のロボットといわれる「学天則(がくてんそく)」の復元模型がお出迎え。地下1階に降りて、チケットカウンターに向かいました。今日の目当ては、プラネタリウムの「ファミリータイム」。ファミリータイムは、主に土休日に行われる幼児から小学生とその家族向けのプログラムで、おしゃべりしても大丈夫な投影です。ところが、私たちの目の前で今日のチケットは完売。あとの時間の一般投影もあったのですが断念し、展示場に向かいました。混雑日には、投影の2時間くらい前にはチケットを購入しておいたほうがよいようです。なお、ホームページでその日の残席数がわかりますし、土休日のチケットは現地で前売りしてくれます。(前売りは電話・インターネット等の予約は不可)。

          図3:銀河系の立体模型

          図4:ケプラーモーション

          図5:アーチ橋

          展示場は見て、ふれて、学べるものばかり。特に4階は「宇宙とその発見」がテーマで、直径4mの銀河系の立体模型などの、星や宇宙の展示の他に、ケプラーモーションやアーチ橋のように天文や物理の原理がわかる実験装置も多数あります。他のフロアは「身近に化学」「おやこで科学」「電気とエネルギー」がテーマとなっていますが、内容は難しくても楽しく体感できる展示がたくさんあって、小さな子どもにも1日楽しめる施設となっています。

          図6:江戸時代の観測機器

          図7:天文教具

          また、科学館には大阪の科学史、江戸時代の天文学に関する貴重な資料や、天文教具など多数が展示されています。何回も来館していても、改めてゆっくり見たかったのですが、息子が許してくれませんでした。とほほ。なお、科学館は国立国際美術館に隣接しています。あわせていかがでしょうか。

          参考文献/参考HP
          【1】大阪市立科学館ホームページ

          by Watanabe



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          突撃!隣の天文台 Vol.16 〜名古屋市科学館〜
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            以前名古屋にへ行く機会があったので名古屋市科学館に突撃しました。名古屋は味噌カツがおいしかったのですが、何よりこの名古屋市科学館がとても充実しており宇宙好きにはたまらないものがありました。場所は名古屋駅から歩いて2,30分ほどのアクセスしやすい場所にあり、入口では大きなドームがお出迎えです。。

            名古屋市科学館を象徴するこのドームの大きさが世界最大の35mとのこと。プラネタリウムを見るために大きなドームの中に入ると、さすが世界最大ドームだけあって壮観でした。文字通りスケールが違いますね。そして(僕にとって)欠かせないのが「シートの心地よさ」ですが、背中もおしりもふかふかして、座るとほどよくリクライニングしたので素晴らしいものでした。
            肝心のプラネタリウムの内容もも語り手が今夜見える星空から銀河の全貌まで説明してくださり、ドームの大きさもあって大変素晴らしい投影でした。
            宇宙好きは一見の価値ここに有りです。

            5階の天文館にある宇宙のすがたゾーンに行くと「プラネタリウムの歴史」コーナーがありました。以前使用していた大きな光学式プラネタリウムが置いてあって、その機能が詳しく紹介されており理系心をくすぐられてしまいました。他にも「宇宙のひろがり」「天文学のあゆみ」コーナーも地球から宇宙の果てまで、また実物の望遠鏡ともども知れる優れものです。展示物の豊富さに圧巻されて時間を忘れるほど楽しめました。

            他のゾーンもサイエンスを巧みに扱った展示物が多く、目の錯覚を利用した数学のトリックも紹介されていました。
            その他大型展示では竜巻の発生を間近に体感できる「竜巻ラボ」、電気を肉眼で見てみたい変わった人におすすめな「放電ラボ」、風邪を引きそうな温度で極地のことを学べる「極寒ラボ」がありました。こちらは整理券が必要ですが、このような貴重な科学体験はそうそうできません。

            天文好きの方はもちろんですが、科学好きの方も、そうでない方にもおすすめできる科学館です。
            ぜひぜひお立ち寄りください。

            by Moriki



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            突撃!隣の天文台 Vol.15 〜安倍文殊院〜
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              今回紹介するのは、現役の天文台ではなく、天文台跡です。跡と言っても当時の匠が持てる技術の粋を凝らした木組みのドームがあるわけでもなく、大きな望遠鏡があるわけでもありません。奈良県のJR桜井線桜井駅を下車、南西へ徒歩約20〜30分のところにその天文台跡はあります。そんなところに天文台跡あったっけ?あったのです、いえ、「跡」ですから現にあるのです。その名も日本三文殊第一霊場、安倍文殊院と言います。ここには、大陰陽師安倍清明(921〜1005)が天体観測をして国家の吉凶を占う修業をしたとされる天文台跡があります。当院参拝者は必ず訪れる本堂から最も離れた対角位置にあり、おそらく参拝者もあまり訪れることはないであろう目立たない場所にあります。天文台と言っても少し小高くなっている程度で、「安倍清明公天文観測の地」の石碑が建てられているだけです。



              寺域内では本当に目立たないところではありますが、はるか昔の天体観測に思いを馳せ、参拝時には是非立ち寄ってみてください。

              ところで、当院本尊の騎獅文殊菩薩は、めちゃくちゃカッコイイです。仏様に対して「カッコイイ」とは不適切な表現と思われるかもしれませんが、本堂で対峙すると本当にそのように感じます。癒してくれる仏様は多数あると思いますが、ここの文殊さんは、多くの人々を癒す、というより勇気づける、元気づける、励ます、といった感じでしょうか?ぜひ、一度訪れてみてください。


              参考文献/参考HP
              【1】安倍文殊院パンフレット
              【2】日本史辞典(1979年刊) 数研出版

              by Osaki



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              突撃!隣の天文台 Vol.14 〜佐賀市星空学習館〜
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                今回は4月1日にオープンした、佐賀県佐賀市にある佐賀市星空学習館をご紹介します。

                佐賀市中心部から少し離れた田園風景広がる場所に、佐賀市星空学習館はあります。屋上に天文台ドームがあるので、遠くからでもわかりやすい建物です。これまで同施設は西与賀コミュニティセンターという名称で、佐賀市により運営されていました。外観や設備はそのままに、この春から運営が佐賀天文協会となり、天文指導員が常駐することになりました。

                二階建ての施設の屋上には口径20僂龍折式望遠鏡があり、週末の金曜日・土曜_日の夜には天体観望会が開催されています。また土日の昼間には太陽観察もできます。科学全般を楽しみながら学べる場にしたいと、星に関するイベントだけではなく、科学実験や自然観察の教室、さらには音楽とあわせたイベントも企画されています。平日の夜には「大人のための天文教室」も開催されます。

                星にあまりなじみのない人や天体望遠鏡をのぞいたことのない人も、楽しみながら宇宙の神秘に触れていただけるよう、天文スタッフが星の案内をしてくれます。佐賀のゆったりした風景に癒されながら、星空をのんびり見上げることができます。

                by Hashimoto
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                突撃隣!隣の天文台 Vol.13にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)
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                  にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」は、東経135度、北緯35度の交点に位置します。
                  この「135、35」の2つの数字にピンと来た方もいらっしゃると思います。・・・そうです、東経135度、北緯35度は日本の中心、つまり「日本のへそ」の座標を表しています。にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」は、そんな日本
                  の中心に位置する博物館なのです。


                  常設展示には、太陽系のスケールがわかる「太陽系巨大パノラマ」、地球の中や海の底には何があるか、地球を作っている材料がわかる「それゆけぼくらの潜水艇NISHIWAKI号」、雷や虹、雪、台風、波、気圧など、身近な自然現象を観察できる「わいわい自然現象ひろば」など、子供から大人まで楽しめる展示がたくさんあります。


                  ほかにも地球や宇宙のことを4択クイズで学ぶ「テラ・ドームクイズ」、楽しい実験や工作をとおして科学のふしぎを体験する「子ども科学教室」、宇宙のことを楽しく映像で学ぶことができる「プラネタリウム」など、さまざまなイベントが催されています。


                  また、ここには口径81兮膩身深曜庄鷆世備えつけられており、日中の晴天時には「昼の天体観測会」が、夜の晴天時(土曜日、祝日の前日)には「夜のスターウォッチング」と題して天体観測会や学芸員の方による星空の解説が行われています。


                  また、「テテ」と「ララ」というマスコットキャラクターがいます。
                  もし時間があれば、ぜひ、にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」に行ってみてください!


                  左:テテと右:ララ

                  にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」のHP

                  by Shiota


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                  突撃!隣の天文台 Vol.12 花山天文台
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                    今回は京都府京都市山科区の花山山(かざんやま。華頂山や清水山とも)にある「花山天文台」を紹介します。



                    昭和4年(1929年)に設立された非常に長い歴史をもつ天文台であり、京都大学の大学院理学研究科付属の施設です。天文台は主に本館と別館に分けられており、本館は直径9mのドーム内に口径45cm屈折天体望遠鏡、別館は直径3mのドーム内に口径18cm屈折天体望遠鏡が設置されています。この二つの望遠鏡、実はそれぞれとても特徴的な望遠鏡なのです。


                    45cm屈折望遠鏡は、日本にある屈折望遠鏡の中で3番目に大きいものです(口径1m以上の望遠鏡はすべて反射望遠鏡)。かつてこのドームの中には口径30cmの望遠鏡が設置されていましたが、昭和44年に性能向上のため現在の望遠鏡へと換装されました。その際レンズの大きさの関係から、既存のドーム内で焦点を結ぶことができなかったため、光を鏡筒内部の鏡で反射し、鏡筒中央付近にある接眼レンズから観測するという、特殊な光学系をとっています。


                    もちろん望遠鏡自体も非常に大きいため、観測の際には接眼レンズまで約4mの架台を上らなければなりません!筆者は実際に上ってみたことがありますが、スリル満点でした(笑)。また、昨今の望遠鏡の星の自動追尾には機械やコンピューターが使用されていることが一般的ですが、この望遠鏡追尾にはおもりが重力で落ちていくことを利用する重力時計が使われています。そのアナログさゆえに、なんと停電中であっても星の日周運動を自動で追いかけることができるのです。


                    18cm屈折望遠鏡の歴史は実は花山天文台自身よりも古く、なんと明治まで遡ります!明治43年(1910年)に京都帝国大学(現在の京都大学)がその年のハレー彗星の回帰を観測するために購入し、花山天文台の開設に伴い移動されました。購入から100年以上が経った今でも、晴れた日には毎日、Hα線による太陽の観測を行っています。そして、この18cm屈折望遠鏡は、天文学に学術的寄与をもたらす観測を行う天体望遠鏡としては、日本最古のものになります。



                    そういえば45cmの望遠鏡は学術研究的な観測はしていないの?
                    と思われるかも知れませんが、その通りで既に研究観測は行っていません。1968年に飛騨天文台が岐阜県に設立され(こちらも京大の持ち物)、この望遠鏡の機能はそちらへ引き継がれました。


                    ではこの望遠鏡は一体何に利用されているかというと、学生への講義や実習、そして主に一般の方を対象にした観望会のために活用されています。そう!この望遠鏡はこの記事を読まれているあなたでも(4mの架台のスリルを味わいながら(笑))覗くことができるのです。観望会は不定期ですが年に数回、主に月や惑星を対象とした観測が行われています。直近では来年の3月にも開催されるそうです!ご興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか!!

                    【参考文献】
                    花山星空ネットワーク
                    京都大学大学院理学研究科付属天文台

                    by Fukushima

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                    突撃!隣の天文台 Vol.11 みえこどもの城
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                      みなさん、はじめまして。三重県で小学校教員をしています、前田昌志です。今回は、「子どもと楽しめるプラネタリウム」をテーマに、三重県松阪市にある施設「みえこどもの城」を紹介したいと思います。


                      1.みえこどもの城について
                      私が勤める三重県の中央部、松阪市にある「みえこどもの城」は東名阪自動車道「松阪IC」から車で15分の位置にあります。この施設の特徴は、親子で楽しめる施設であること、従来の科学館とは違い、企画展示がなくイベント運営・参加体験型の施設であることです。
                      施設の最上階には直径22mの傾斜式「ドームシアター」があります。一昨年までは、「プラネタリウム解説コンクール」も行われていました。




                      2.0歳から!?子どもが楽しめちゃう施設!
                      プラネタリウムと言えば「静かな雰囲気でゆったり星々を眺める・・・(うとうと寝ながら?)」というイメージでしょうか。小さなお子様をお連れの方々にプラネタリウムをお勧めしても、「そんな施設に小さい子どもなんて連れていけるわけがない!」と言われそうですね。
                      でも、みえこどもの城は大丈夫です。星空コンサート、0歳から楽しめるプラネタリウムイベントなど、様々な親子向けの特別企画があります。絵本や音楽とともに、星空を楽しめるようになっています。プラネタリウムの他には、子どもでもボルダリングを楽しむことができる「クライミングコーナー」があったり、科学実験が体験できる「サイエンスルーム」があったりなど、小学校高学年までの子どもなら1日楽しめる場所となっています^^




                      3.まだまだ!三重県のあんな施設やこんな施設
                      みえこどもの城の魅力は、伝えきれないほどまだまだたくさんあります。私自身小さい頃から何度も親に連れていってもらった施設で、大学生の時は運営ボランティア、教員になった今では子どもたちを連れてプラネタリウムの学習投影と、ずっとお世話になっています。

                      この「みえこどもの城」だけでなく、三重県には他にもたくさんのプラネタリウムがあります。しかもここ数年はリニューアルや新しい施設の登場が続いています。ちょっとだけ紹介させてください。


                      〇容市市立博物館(三重県四日市市)
                      四日市市立博物館の「GINGA PORT 401」は、今年3月にリニューアルオープンしたばかりで、ドーム径18.5m、座席数144席、五藤光学研究所が製作した投映機は、なんと世界最多となるおよそ1億4,000万個の星を映し出します。高輝度LED光源が採用され、星の固有色までも科学的に正しく再現します。

                      岡三証券(三重県津市)
                      津市の「岡三証券」にある神楽洞夢は、一昨年10月にオープンし、ドーム径14.4m、座席数80席、BARCO社製4kプロジェクター5台を使用した、世界最高水準の映像を映し出す最新デジタルドームシアターです。小学生の学習投影が主で、一般公開は木曜日の16時からのみ、という社会人泣かせのプネタリウムでもあります。


                      来年5月には「伊勢志摩サミット」が行われるなど、近年の三重県は大盛り上がり。ぜひ、三重県に観光へお越しの際は、今回紹介した施設にお立ち寄りいただけると嬉しいです^^

                      by Maeda

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